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団塊ジュニア世代へのエール②

今回は前回の団塊ジュニア世代へのエール①の後半です。前回は1971年から1974年の間に生まれた団塊ジュニア世代(私もですが)からみた2000年頃までの世相をお伝えしました。今回は団塊ジュニア世代を代表する有名人に絡めてその後の世相について書き進めていきます。

目次

団塊ジュニア世代の有名人 イチロー、ホリエモン、羽鳥慎一

これまでは私の小学校から大学までの20年弱の時代を振り返ってみましたが、同世代の有名人たちはどのようなタイミングで有名人として社会にデビューしたのでしょうか。

イチロー:1973年10月22日生

団塊ジュニア世代を代表する有名人といえばイチローは外せないでしょう。プロ入り3年目の1994年に登録名をイチローとして200本安打を達成してからの日本球界での成功を足がかりに、日本人野手としては活躍が未知数とされた当時のメジャーリーグに挑戦し、メジャーだけでも3000本安打を達成するなど、数々の輝かしい実績を収めています。

イチローが世間の注目を集め始めた当時は、そのネーミングや「振り子打法」というバッティングフォームの方が話題になったような時代で、私もキワモノをみるような目でみていました。 それが2年目には阪神淡路大震災の被災にもめげず、「がんばろうKOBE」を合言葉にオリックスをリーグ優勝に導いて、だんだん凄みを増していきます。

イチローのメジャーでのキャリアは2001年から始まりますが、2001年といえばいわゆる9.11、アメリカの世界貿易センタービルを狙ったテロ事件が世界を震撼させた年です。そんな年でしたがイチローは首位打者をはじめとする数々のタイトルを取り、その後のメジャーでの活躍は周知のとおりです。

堀江貴文氏(ホリエモン):1972年10月29日生

堀江氏は東大中退後、ホームページ作成会社を起業し、2000年に東証マザーズに上場を果たします。2002年にライブドアへと社名を変更し、その後、ITバブルの崩壊をくぐり抜け、プロ野球球団やニッポン放送の買収を計画し、「ヒルズ族」と呼ばれた著名人とともに「時代の寵児」ともてはやされましたね。選挙に出たり勢いがありました。

ただその後、2006年の証券取引法違反による逮捕、収監を味わいますが、2013年に仮釈放となり現在では宇宙事業を手掛けるほか、書籍、You Tube、Twitterなど多彩なメディアを通じた発信で注目を集め続けています。

堀江氏は今でもプロ野球球団には関心があるようで、なんと埼玉県熊谷市に根拠地を置く埼玉武蔵ヒートベアーズというBCリーグ(ベースボール・チャレンジ・リーグ)球団の「アドバイザー」に就任し、集客などについてアイディアを提供しているようです。こちらのYou Tube動画なかなか興味深い話しをしていますので、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=XwKjxSW4b2o

埼玉武蔵ヒートベアーズについてはこれからもフォローしてみたいと思います。

羽鳥慎一氏:1971年3月24日生

通称バード、いわずと知れたフリーアナウンサーです。学年としては私のひとつ上ですが、1994年に日本テレビに入社ですから同世代でしょう。

羽鳥氏は2005年頃には既に人気アナウンサーとして認知されていて、フリーに転身した2011年以降もバラエティ番組からワイドショー・情報番組まで幅広く仕切ってみせ、抜群の安定感を示しています。

2005年頃の当時は「自民党をぶっ壊す」との掛け声のもと誕生した小泉政権下、各種の構造改革が企図され、反対する勢力は「抵抗勢力」と呼ばれるなど、日本の変化の兆しを感じさせつつも、ややギスギスした世相だったと思います。「勝ち組負け組」とかいわれ始めたのもこの頃からでした。その後、リーマン・ショックをきっかけに2009年3月10日に日経平均はバブル崩壊後の最安値7054円89銭を記録し、2011年の東日本大震災も重なり、体感的な景況感はお通夜のような状態でした。

さて、話しを羽鳥氏に戻すと、私は2019年頃からふとしたことから日本テレビの「ぐるぐるナインティナイン」を観るようになり、ゴチのコーナーを見事に仕切る羽鳥氏の存在を意識するようになりました。そして2020年のコロナ禍以降、テレビ朝日の「モーニングショー」を観ることが日課になってからはその発言や共演者との掛け合いを「同世代のアナウンサー」という観点で楽しむようになりました。埼玉県の出身でもあるようで、埼玉に絡めたトークも面白いです。

団塊ジュニア世代のこれから 定年延長、世代交代

スポーツ選手や芸能人などの有名人は割と若い時期から注目を集め、そのキャリアのピークを30代前後に迎えるケースが少なくないでしょう。現役時代の輝きがまぶしいほど、第二のキャリアでは世間の期待のハードルが上がる分、別の苦労が待っているかも知れません。スポーツ選手であれば指導者など別の才能を発揮する必要がありますし、芸能人であれば若いときとは異なる個性を発揮することが求められるでしょう。

一方で、ふつうに会社に就職した団塊ジュニア世代にとっては、会社勤めのサラリーマンは60歳の定年まで「勤め上げる」というのが常識であって、優良企業を中心に新卒から50歳になるまで同じ会社で勤め続ける団塊ジュニア世代の人は少なからずいると思います。現に私の大学時代の友人は、転職未経験組が多数派です。もっとも今後は役職定年なども経験するでしょうし、定年年齢は逆に65歳に延長されるなど、雇用環境の変化からは逃れられないことでしょう。

2021年4月からは「改正高年齢者雇用安定法」が施行され、70歳までの就業確保措置の努力義務が課されるようになりました。年金の繰下げ受給の上限年齢も2022年4月から75歳まで引き上げられる予定です。60歳以上の高齢者が引き続き社会保険を支える側にい続けてくれることは、団塊ジュニア世代にとっては喜ばしいことですが、我々の世代は一体いつまで働き続けることになるのでしょうか?

少子化問題は一朝一夕には解決しませんから、目先の労働力不足は高齢者の活用でおぎなうのが現実的でしょうが、世代交代が遅れることによる弊害も懸念されます。いつまでも先輩世代が職場にいたら若い世代はやりにくいですよね?

まとめ

今回は新庄氏の監督就任にあたりめでたい感じで書き進めたかったのですが、「失われた30年」をカバーする後半はどうしても筆致が重くなってしまいました。このように団塊ジュニア世代はどちらかというと不遇なイメージがつきまとう世代だと思います。

ですが、ゲームやマンガなど今や世界中で愛されるコンテンツをリアルタイムで育んできた世代でもあり、日本社会のど真ん中で支える世代として誇りを持って欲しいと思います。少し早く人生の第二幕があける人にはぜひ楽しんでもらいたいですし、新庄氏にもひと暴れしてもらって 団塊ジュニア 世代の存在感を示してもらいたいと願っています!頑張れBIG BOSS!!

一日一楽
きょうは秋晴れのお出かけ日和でした。野球観戦に車を走らせてとなり町まで行ってきました⚾ 球場ってなんだかドキドキしますね!

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