今回は豆苗を育ててみた、というテーマで前半をお送りしたいと思います。皆さん豆苗って食べたことはありますか?見た目はカイワレ大根を大きくしたような感じですが。
味・食感
豆苗はえんどう豆の芽なので、味は少し青物っぽいというか野菜っぽい味がします。でもサヤエンドウほどのものではなく、鼻に抜けた息にほんのりとえんどう豆のような風味を感じるといった程度です。カイワレ大根のようなピリッとした味ではありません。
食感はカイワレ大根に比べるとだいぶ噛みごたえがあります。分量も多めですので、ドレッシングなどをかけて調理せずにそのままサラダのように食べるのが簡単で長続きしそうです。炒め物に入れてもすぐにクタッとならず食べごたえがありました。
購入したのは村上農園の商品で、1パック100円くらいで近所のスーパーで売られています。サラダだと一人前としては1パックではやや多いくらいの分量があります。
また、けっこう緑色が強い野菜ですので、ビタミン類などの栄養価も高そうです。私は「もやし」は以前から食べていましたが、生のままでは食べられませんから、煮るなり焼くなりひと手間かかってしまいます。その点、豆苗は手軽に食べられるのは助かりますね。
2回目がある豆苗
そして今回わざわざ紹介しているのは、この豆苗は食べたあとも「2回目が楽しめる」という他の野菜にはない特徴があるからなのです。
1パック100円というだけでも、まぁまぁコスパが良い感じなのに、さらにもう1回食べられるとは、なんと出来すぎた野菜なのでしょう!
育て方
説明書によると、切り取った根元部分を水に浸して7-10日くらいで2回目が収穫できるとのことです。切り取った部分の長さが12、3cmくらいですから、もう一度その程度の長さまで芽が生えてくるということでしょう。本当にそこまで育つのでしょうか?
豆苗は根っこの方にある豆から生えていて、豆はまだ丸みを帯びていますから、もう1回芽を生やすくらいの生命力は残っているのかも知れません。そうだとしたら、1回目を食べて根元の部分を捨ててしまうのはもったいないですよね。
毎日水を取りかえるとか、日当たりの良いところに置くとか多少注意することはありますが、わりと簡単そうですよね。これなら植物を育てた経験のない人でも楽しみながら簡単に野菜の栽培ができそうです。
植物の思い出
ちなみに私自身の植物栽培の経験はというと、ほとんどありません。
父や母が庭でいろいろな植物を育てていましたので、水やりの手伝いや草むしりをよくお願いされていたので、植物を育てる手間の方が気になってしまい、自分から進んで植物を育てようとは思いませんでした。
植物に関する唯一楽しい思い出としてはむかし庭に柿の木が植わっていて、10月を過ぎるとどっさりと甘い実をつけるので、それを取るのが楽しみでした。振り返ればそれなりに植物との接点はありましたが、自分が進んで育てていたものではほとんどありませんでした。
植物栽培3回目
自ら進んで植物を育てたのは、小学生のときにヒヤシンスの水栽培というのを経験したのが1回目です。ヒヤシンスは専用のポットに水を入れて球根をセットしてしばらく暗いところに置いておくと成長してきれいな花を咲かせます。今でもやってるご家庭もあるでしょうかね?
その後長いブランクを経て大人になってからいちど観葉植物(初心者向けの植物でしたが名前は忘れました)を育てたことがあって、それが2回目ということで合計その2回しか経験がありません。ちなみにその観葉植物は最初はしっかり育っていたのですが、鉢を取り替えた途端、みるみるうちに枯れてしまいました。植物ってけっこうデリケートなんですね。
自分で植物を育てたのはこの2回限りですので、今回3回目の植物栽培にチャレンジするというのは、よく考えるとまぁまぁな事件なのです!「食べられる」ということがその原動力になっているのですから、人間の食欲は「人を動かす」のですね。
順調に育てば7日後あたりから食べられるそうなので、これからしばらく豆苗の成長の様子を記録しながら、本当に2回目が食べられるのか、1週間後に後編をお伝えしたいと思います。
一日一楽
豆苗が無事に育てばわが家の食卓にも革命を起こすかも知れません!でもほんとうに育つのかなぁ?一週間後が楽しみです!